リベラ デル ドゥエロのワイン

2500年以上前から、ワインとリベラ デル ドゥエロは、切っても離せない関係でした。ローマ時代以前から、バクセオ族やアレバコ族といった人々が、既にブドウの木を栽培しており、ローマ時代の到来は、耕作地の拡大をさらに促進することになりました。それらは、ローマ時代の古い町クリュニア(Clunia)や、バニョス デ バルデアラドス(Baños de Valdearados)のバッカス神のモチーフが付いた美しいモザイク模様にある、ブドウやワインの図柄のように、多くのローマ時代の遺跡に見出せます。

中世の時代には、「賢王」アルフォンソ10世がこの地をすばらしいワインの産地と語っており、クリュニー修道院の宗教改革が導入されると、修道院は、ブドウの栽培を促進し強化することになりました。ブドウの単作により、16世紀から17世紀には、リベラ地区でのワイン生産における、最盛期を向かえましたが、家畜と同様、住民に必要な食料として小麦や大麦が重要になり、18世紀に、啓蒙的な君主たちは、この地域においてブドウの栽培面積を減らし、アーモンドや小麦、大麦といった他の農産物を奨励しようとしました。

とはいえ19世紀に入っても、ワインは重要な農産物として残りましたが、この時期から、2つの要因によって、ブドウ畑が後退させられることになりました。19世紀の終わりに、フィロキセアが広範囲のブドウ畑を破壊し、さらに、20世紀の前半の間に、多くの畑が、政府による助成金のおかげで、麦畑に替えることになりました。しかしながら、1970年から、ワインの公正な評価を促進する、原産地呼称制度(DO)を奨励する声が聞こえ始めました。そして、1979年の一時的な承認の後、1982年にはリベラ デル ドゥエロが完全にDOとして認められました。それ以来、この地のワインは国内外にその品質が認められるようになりました。

リベラ デル ドゥエロは、マドリッドとサンタンデールの中間にある、スペインでも早期に開拓されたワイン生産地です。バリャドリッドの町の東側で、ドゥエロ川の広い谷間にわたる地域です。ローマ時代から、この地域はブドウの生産地として知られていました。

しかし、1982年までは公的に認められた立場は得られず、このときまで、この地域には質のよい生産者があまりおりませんでした。しかし、品質の高いワイン生産地という地位はすぐに達成させられることになります。成功の多くは、ティント フィノまたはティンタ デル パイスと呼ばれる品種(リオハのテンプラニーリョ)によるものでした。その品種はドゥエロの極端な気候に非常に適応し、他のブドウ品種をブレンドする必要のない、深い色で、時に渋みがあり、しっかりとした風味の赤ワインになります。

ドゥエロの谷は平均海抜が800メートルあり、植物が生育する期間を短くしています。気温はシーズンを通して極端で、真夏は35度にもなりますが、夜間は一挙に下がります。しかしながら、この極端な気候は、質の高いワインを作るときにはよい要因となります。ドゥエロの山の空気とともにこのような気候条件は、スペインの他の地域のテンプラニーリョのワインと比較して、ティント フィノがより多く酸を維持することを助け、それによって骨格があり長期熟成ができるようなワインになると考えられています。

リベラ デル ドゥエロで作られる他のブドウ品種には、カベルネ ソービニヨン、メルロー、マルベック、ガルナッチャがあります。しかし、最初の3つは、前世紀に植えられたため、結果的に限られたブドウ畑しかありません。

土壌は、一般的にざっくりとした緩い土壌です。石灰質が多く、また鉄分も多く含まれるので、赤みを帯びた色の土壌です。川に近いブドウ畑は粘土質を含んでいると知られています。さらに詳細な情報はリベラ デル ドゥエロのオフィシャル ウェブサイト www.riberadelduero.es をご覧ください。

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